- 10月
- 2024年11月
4/27に「原価マスク」としてリリースを出し、1日で約100万枚の注文、施設向けも含めて500万枚ほどの申込をいただきました。当初の1回限りで終了するワンショットプロジェクトの想定から変更して、需要に対して供給できるようにとゴールデンウィーク中に中国国内で当社スタッフが奔走し量産体制を整えて、5月中にはおおよその生産と入荷の目処が立ちました。
報道などで出ている通り、マスクは中国政府の規制が日々変わっていったりしているため、出荷するのにも一苦労があったり、船の度重なる運行変更があったりして、予定の5/11入荷が遅延してしまい、5/15が初回の入荷となってしまいました。日々、マスクを必要とされている方には、この遅延によりご迷惑をお掛けしましたことを深くお詫びします。
現在、さまざまな施策を講じたことで、ほぼ予定通りに中国通関を通すことができるようになり、船は相変わらず不安定なところはあるものの、おおむね予定通りに5月中に予定していた入荷を見込むことができました。
そして、まずは初回入荷。
私自身もとても気にしていたので、入荷日の朝9時に倉庫に向かいました。私の自宅から自転車で20分ほどのところにある倉庫で、10分前に到着したのですがすでに入荷していました。
ここで、当社が長年お世話になっている委託倉庫についても少しご説明をしておきます。
昔の昔は、当社も自分たちで入出荷を行なっていました。それが今のザイオン(オフィス)に移転してきた理由でもありました。倉庫が1階にあり、2階にオフィスがあるというのを想定していました。その後出荷数が増えていき、自分たちでは手に負えなくなってしまったので外部倉庫会社に委託することにしました。その際に、お願いしたのがディーエスピー株式会社(以下、DSP)です。
この会社はとにかく、代表の方が熱い。そして、作業が丁寧で、さまざまな相談を聞いてくださる素晴らしい会社です。私たちのビジネスの大きな柱となっているといっても過言ではありません。
しかしながら、このたびの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)問題により、学校や保育園の休業等による働いてくださっている方々の勤務状態や、感染防止の観点から、かなり縮小しての業務を行なっていました。それに伴って、当社のオンラインストアの出荷も下記のように、出荷日を減らして案内をしていました。
しかし、今回の原価マスクプロジェクトでは、通常の出荷数に対して桁違いの出荷を予定していました。正直なところ、当社製品のオンラインストアの出荷は多くても1日に数10件です。これは当社製品の流通のほとんどが店舗へのものであることと、Amazonなどのモール型オンラインストアで販売してもらっているからです。
本来は、上記のような事情で考えれば、数量も抑制して少ない人数で出荷をしていくしかありません。しかし、原価マスクの受注量からすると、そのままの体制では5月どころか6月になっても出荷が終わらないということになってしまいます。
原価マスクプロジェクトの起点は「高額すぎるマスクを安価に、買えないという状況を改善したい」というところですから、これではあまり意味がなくなってしまいます。実際、その後にさらなる需要に対して、出荷がそんなにタイムリーでなくなってしまっているのは、私の需要予測不足の責任です。
前置きが長くなってしまいましたが、DSPに今回のプロジェクトについて趣旨も説明した上で、やはりどうしてもできる限り早く届けたいということを相談させていただき、特別体制で取り組んでいただけるということになりました。
原価マスクはこのようなカタチで入荷してきて、これを外観チェックしながら、重さを計量してから、出荷を行なっています。この重量検品をなぜしているかは別の機会に記事にしたいと思います。
5/15に入荷して検品を行ない相当数の出荷をし、翌日土曜日にも作業のうえ、さらに出荷していただきました。その後も、ほぼ毎日入荷があるなかで、出荷数を少しでも伸ばそうということで相当な努力をしてくださっています。
ご注文をいただいたみなさまには、毎日相当数の出荷を行なっていますので、今しばらくだけお待ちいただきますようにお願いいたします。4/27および4/28までの注文に対しては来週中(5/23)にはほとんど発送が完了する見込みです。
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最後に。自分でも量産品を初めて装着してみました。これまでのものよりも装着感と、耳の痛さが無いように感じます(個人差があると思います)。そして、パッケージにも記載していることではありますが、表裏がありますので装着の際には十分ご注意ください。痛くないように、耳紐部分が外側に来るようになっており、ゴミが溜まらないようにプリーツは下向きになっています。
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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